人を人として人であることを証明できるのは人の脳ではないか。
心肺蘇生の現場でAHA G2005で強調されているの絶え間ない心臓マッサージは脳を救うためです。医学生にも、コメディカルにもプレホスピタル関係にも注目されているACLSに脳血管の項目が取り上げられ始め、tPAの認可とともに今後ますます脳血管センター、Stroke Care Unit(SCU)の国内の整備が求められています。
ゲノムが解析され、それを臨床に還元できる時代も近づいてきています。ALSに代表される神経難病の数多くの疾患に新たな希望の光がでる時代はきっとくると信じています。
アルツハイマー病に代表される認知障害もワクチン(まだ治験段階だが)、画像の発展で大きな飛躍を見せています。
20世紀は心臓がピックアップされました。21世紀はいよいよ脳の時代ではないでしょうか。この時代の中、脳神経内科として働いていく自分は一人でも多くの人を、脳を救うことが、そして次世代へと伝えていくことが使命なのだと思っています。
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